ぬるま湯の日記

思春期になってる

架空旅行記という本

おおよそ僕は、旅行というものをしない。でも、したいとは思っている。

時間の余裕は誰よりも有るが、金銭的余裕は旅行をする程もない。
僕は目新しさ、新鮮さをこよなく愛するから、その点で旅をしない自分と時間を惜しくも思うし、また他人から知見の狭い世間知らずと思われることも結構気になってしまう。


恥ずかしいからそう言わないが、僕は行ったことの無い場所が多い。

居酒屋だって数回しか行ったこと無いし、シャレた喫茶店とか、えっちなお店とか、心臓が張り裂けそうな大舞台の上とか、同世代が行ったことあるような所で、経験したい場所が沢山ある。

 


ところで僕は今、架空旅行記という本を読んでいる。

その本には、何十年と家から殆ど出ないある男が出てくる。そればかりか彼は生まれてこの方自分の街から出た頃が無いらしい。


曰く彼は、彼の家からパリ、エッフェル塔への道筋を誰よりも詳しいという。


これは、別に彼がエッフェル塔の近くに住んでるのではなくて、彼の家には大量の本があって、百科事典や各種図鑑を毎日のようににらめっこして世界を知り、そこから世界中を旅する妄想を何十年としてきたからだという。


彼を賞賛するある旅人は言う、

旅は目的地に行かない方が良い。そこは、想像する程素敵な場所では無いから。
それでも一度旅を始めてしまったら、やめることは出来ない。


まだ僕は本の途中だけれども、読んでよかったなと思った。